会社で教わらない受注の話【事前準備】
お疲れ様です!
今回は 会社で教わらない受注の事前準備について
お送りしたいと思います
これをきちんとするかしないかによって
結果が変わります
ぜひご覧ください!
この記事で学べる事
①情報は鵜呑みにしない
➁提案レベルが上がる
1、基本情報・引継ぎ
はじめに情報確認と引継ぎについてお話しします
◎基本情報
お名前や住所などは勿論ですが
大切な部分を抜粋しますと
・近隣施行または親戚情報の確認(会員様のご親戚等)
・会員か非会員か
・リピート施行か新規施行か
・資料請求や相談履歴の有無
・死因(場合によっては早めの処置が必要なため)
といったところでしょうか
挙げればキリがないですが
これがシステム化されている会社もあれば
アナログ式の会社もあるかと思うので
あえて載せました
情報量が多いほど
ご提案の質は高まります
◎引継ぎ
搬送業務から携われると一番スムーズですが
なかなかそうはいかない時があるかと思います
前任者からの引継ぎは書面だと間違いありません
(型化した申し送り書があるといいです)
また DX化してシステムがある会社は
相談履歴等が自動で確認できると思います
ここで私がお伝えしたいことは
「引継ぎや相談履歴を鵜吞みにしない」です
前任者やお客様を信用していないわけではありません
まず 前任者や相談対応スタッフからは
あくまでそのスタッフの感じ方で
伝えている場合があります
例を言うと 「家族葬規模だと思いますよ」なんて
言われるとどうでしょうか
素直な方は「そうか、家族葬なんだ」とマインドセットし
それに固執した提案しか出来なくなります
ここは柔軟にいい意味で「それは本当か?」と
自分に言い聞かせてください
細かい話になりますが
情報には一次情報~三次情報まで信頼度別に
分けることができます
興味のある方は調べてみてください
あなたの聞いた情報はどの情報にあたるでしょうか
次に お客様は相談時点と施行時の想いや熱量が
違うことがあります
相談時のとおり打ち合わせを進めていったら
話が噛み合わなかったなんてこともあります
私が相談履歴があるお客様へは
「以前、このように伺っておりましたがお変わりないですか?」と
尋ねるようにしています
また ご遺族も相談内容を忘れていることもあるので
ご相談があったとしても何事もなかったようにリセットして
一からお話を進める事もあります
そうすると 前任者とは違ったニュアンスでお話を聞いたご遺族が
考え方が変わりお客様の規模ごと変わる事もあります
但し スタッフのスキルに差があってはいけませんね
社内で相談対応力と傾聴力のナレッジ共有する機会を
設けてみてはいかがでしょうか
ちなみに 前述した引継ぎ業務は伝達力というスキルになります
2,故人様のお名前
ここからは故人様お一人おひとり違う内容となります
祭壇は故人様の生き様やご本人を連想させるようなものが
出来るといいですよね
そのようなことから
私は提案のし忘れが無いように
手帳に入れてある自作の確認表に目を通してから受注に臨みます
その中から今回はお名前と生年月日について
お話ししてまいります
当たり前ですが
名前はいわば遺伝子レベルの存在で
ひょっとすると親より誰よりも長いパートナーです
中にはご自分の名前に誇りをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません
そんな故人様の生涯を表現すべく
祭壇生花などで形に出来たらいいですね
私は以下の事をご提案いたします
◎お名前の響きや文字から連想する
例1 名前に「百合」や「菊」等が入っている場合
祭壇生花やお別れ花にそのお花を必ず入れる
受注時のご説明の仕方は
「祭壇は故人様を表現するという意味で〇〇のお花をお飾りしましょうか?」
この言い方を型としてご自分の言葉に直してお使いください
例2 名前に色の名称が入っている場合
「みどり」さん 「赤坂」さん 「桃井」さん など
たくさん種類があります
また 「茜」さんのように一見色じゃなさそうなお名前も
茜色という色だったりします
(辞書のようにメモ帳を作成されることをおすすめします)
3、故人様の生年月日
◎誕生花を調べる
ネットの検索で「〇月〇日 誕生花」と入れると
誕生花情報が出てくる便利な時代です
もしも葬儀に向いていないお花でしたら
同等の花言葉の花や色合いのもので代替しても
お喜びいただけます
そのお花の写真や画像をご遺族に見せることができると
より良いです
ちなみに私は先に調べて発注先の生花店に
対応可能かを聞いてから受注します
◎誕生石や誕生カラーを調べる
これは誕生花を調べて合うものがなかった時に
ご提案する方法です
お花と比べてあまり馴染みが無いので
お客様の反応としては薄いかもしれません
故人様の事をよく知っている担当者が
ご提案したらお喜びいただくレベルですね
4、まとめ
いかがでしたでしょうか?
今日お送りした内容は私のスクリプトやルーティンの一部を
紹介いたしました!
追記させていただくと
搬送時に故人様の生前の略歴や趣味等の質問を資料にして
受注前にお預かりできるとより具現化しやすいと思います
会社によって
分業制や専任担当制か異なりますが
お役に立てたら嬉しいです